5月と言えばこどもの日です。

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そうです、お父さんが子供の為に人間鯉のぼりをあげる日ですね!
![[the flag]](https://torapple.com/wp-content/uploads/2015/04/the-flag.jpg)
ヒューマンフラッグ(通称:人間鯉のぼり)は筋力とテクニックの両方が求められる自重技。必要だと思われる筋トレ(身体能力)、そして練習方法(技術・コツ)の2点から考察してみます。
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人間鯉のぼり(ヒューマンフラッグ)とは
両手で支柱などをつかみ、体を真横に浮かせる技です。旗(鯉のぼり)が風で水平にたなびく様を人間の体でやってしまいます。見たことが無い人は以下の動画をご覧下さい。
単純に全体重を支える腕力・体幹力も必要ですし、バランスを取るための技術も必要な高難易度の技です。一般人の体力パフォーマンスとしてはかなりハイレベルのものになるのではないでしょうか。
正直、ただ腹筋割れてるよりは鯉のぼり出来る人の方が本物感があります。男子ならチャレンジしたいですね!
ヒューマンフラッグのトレーニング
ヒューマンフラッグの練習がそのまま筋トレになりますので、筋トレはあくまでも補強や基礎体力作りと考えます。
- 実際にチャレンジしてみて、足りないと感じる部分を補強
- そもそもチャレンジする以前に基礎体力が不足していると感じる場合
筋トレはこのくらいの認識でいいと思います。
必要な筋肉はどこか

ざっくり言うと3つの方向の筋力。
- 上の手⇒引く力
- 下の手⇒押す力
- 体⇒持ち上げる力
加えて上から見た場合。

前後にぶれないようにするバランス力も必要。ぶれると余計な力が必要になります。
推奨の筋トレ種目
似たような筋肉を使う種目や、同じ方向性だと思うものを独断でまとめます。
懸垂(チンニング)
普通の懸垂が出来ない人は鯉のぼりはまず無理です。最低限10回くらいは普通に出来るようになっておきたい。
マッスルアップ
懸垂から、バー(鉄棒)が腰の位置にくるまで体を持ち上げる動作です。これが出来るくらい身軽になっておきたいです。
片手懸垂
引きの筋力を使います。必ずしも必要ではありませんが、片手懸垂が出来るくらい筋力に余裕があれば良いと思います。自分の体重に対してどのくらいの余剰馬力があるかです。車で言うとパワーウェイトレシオ。
【関連】片手懸垂が出来るようになる為の練習とトレーニング方法
正面水平(フロントレバー)
front lever(正面水平)。バーなどにぶら下がった状態から、正面方向に体を水平に持ち上げます。動画載せます。マニアックなのは画像が見つからない。
鯉のぼりが横なのに対して、正面がフロントレバーです。力の方向は違いますが、自重を持ち上げる技としては同じ部類。
倒立(逆立ち)
プッシュ(押す)側の筋力があるかどうかの目安。
あとはバランス感覚や体幹の筋力のため。片手腕立てなんかもいいかも。
ヒューマンフラッグの練習方法
この技に関しては練習ありきだと思います。環境を整えてどんどん練習しましょう。練習の中で必要な筋肉もつきます。
場所を確保する
場所というよりは「掴む物」が必要です。持つ部分の形状で力の入れ方が変わりますが、水平なバーを握れるのが一番やり易いと思います。垂直なポールはより握力が必要ですね。
身近で一番有りそうなのがジャングルジムでしょうか。各々の環境で練習に適した場所を探しましょう。
軽めの負荷で練習
完成系は奇麗な水平で安定させることですが、いきなりは厳しいので軽めの負荷からじょじょに練習して行きます。基本的には、重心を握り手に近づけることで負荷を軽くします。
足を浮かせるだけ

少しだけ浮かせるところから。腕の支持だけで、横向きで体を保持するという動作になれます。
足を曲げる・開く


どちらも、重心を握り手に近づけることでモーメント(負荷)が小さくなります。力(重さ)×距離ですね。
上からキープ

コチラもモーメントを小さくして負荷を軽くします。かつ、上からじょじょに水平に近づけて降ろせるように頑張ります。水平に近づければ近づける程負荷が大きくなる。
最初はある地点で耐えきれず脚が下まで落ちてしまいます。何度も落ちないようにキープすることにチャレンジしましょう。
ヒューマンフラッグまとめ
他、youtubeで検索すればいろんな動画が上がっていますので見てみると参考になります。
ちなみに僕もたぶん出来ません。と言いますか、やる場所がないのであまりチャレンジしたことがありません。
都内の公園はなぜか鉄棒や遊具が無いんですよね。近いうちに場所を探して練習したいと思います!