スノーボードの板の選び方|初心者が失敗しないための基準は長さと価格

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スノーボードの板選び

スノーボード記事第二弾です。

  1. ウェアの選び方
  2. 板の選び方←今ココ
  3. ブーツ・バインディングの選び方

スノーボードと言えば、名前の通りボード(板)です。

僕なりの考えですが、初心者〜中級者くらいまでは『無難』な板を選ぶと良いと思ってます。 調べると、非常に様々な種類が特性がでてくると思います。

しかし、それを覚えたところで結局どれがいいかなんてわからないと思います。最低限の注意点だけわかれば、あとはデザインなどの好みで良いです。

性能面の好みが出てくるころには、あなたはもう初心者ではありません。自分でスペックをみたり、固さをチェックして選べる段階です。

この記事では、最低限失敗しない・かつ初心者にとっては十分な情報だけ書きたいと思います。

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初心者のスノーボードの板の選び方

初めて購入を検討する時は、この部分だけ読んで頂ければ十分です。

初心者は無難な板を選ぶべき理由

無難な選び方と言うと言葉が悪いかもしれませんが、初心者にとっては無難がベストです。1つ使ってみて基準が出来ることで、初めて自分の好みや向き不向きがわかるものです。

無難な板で満足出来なくなるくらい上達したら、2枚目以降から最高なものを選べば良いです。

しかし、1枚目で無難以下のものを選んでしまうと、いつまでたっても自分に合った板が見つかりません。1枚目に無難なものを選べるのは非常に重要です。

本来は遊び方・競技で選ぶ

スノボーと言っても、色々な楽しみ方があります。

  • 普通に滑る
  • 大回転
  • ハーフパイプ
  • エアー
  • スノーボードクロス
  • グラウンドトリック

後で細かい種類を一応書きますが、わかったところで選びようが無いと思います。粗悪品で無ければ、普通に滑ることもグラトリもエアーもそれなりに全部できます。

ただ粗悪品だと、どれをやっても難しいです。ソースは10代の頃の僕。一生懸命練習して、まともな板に買い替えたときに気づきました。これまで上達を妨げてたのは板のせいだったと。

板のせいで必要以上にスノボーを難しいものと誤認していました。それでも、頑張って滑ってたなんて若さって凄いです。

一般的な滑り方のイメージだとこのくらいではないですか?↓

  • 頂上から普通に滑って降りてこれる
  • 途中でパークによって360°(ジャンプして一回転)
  • レール見つけたから乗ってみる
  • 滑りながら暇になったら地面で跳ねたり回ったり

どうでしょう。このくらいできたら十分ですよね。このくらいのレベルまでならどの板を使っても出来ます。

スキー場のどこにいっても普通に滑れるレベルになって、更にどれかに特化して極めたくなる。それから専用の板を選べば十分です。 そのレベルの人は用途別に2〜3枚持ってたりしてます。

板の長さ

一般的には以下のような目安で選びます。

  • 身長175cm以上[身長ー20cm]
  • 身長160〜175cmの人[身長ー15cm]
  • 身長160以下の人[身長ー10cm]

ざっくり言うと、身長マイナス15cm前後が目安です。板には必ずサイズ表記がありますので購入時に確認します。

見た目の目安としては、ボードを立てて置いた場合に自分のアゴくらいにくる長さになります。

この長さを基準として、長め・短めで特徴が変わります。

  • 長め:取り回しづらいが、滑走時の安定性が高い
  • 短め:安定性には欠けるが、回転などで扱いやすい

これは物理的な問題なのでご理解いただけるかと思います。実際滑ってみないとわからないと思いますので、自分のアゴまでの長さで基本的には問題ないです。

板の固さと反発力

ショップに行く機会があれば安いものと普通以上の価格のものを、一度触って比べてみて欲しいです。地面に立てた状態で、上部を片手で抑えて、もう片方の手で板の中央を押してたわませてみてください。

安いものは「固くてしならない」か「柔らかいけど反発力が無い」かどちらかです。

まともな価格帯の物であれば、製品によって固さや反発力の差はりますが、どれもしっかりしなってバネのようにビヨーンと反発します。

この「しなり」と「反発力」が無いと本当に滑りにくいです。もはやそれはスノーボードの形をした、ただの板です。これを使ってたら上達速度が3分の1くらいになると思います。

まともな製品は「しなって反発するもの」だと覚えて頂くと間違いないかと思います。

ビス穴はBURTONだけ注意

BURTON(バートン) バートン 14-15 Custom X カスタムエックス 156cm 日本正規品 BURTON 14-15 スノーボード バートン 2015 板 ワックスサービス!

板には、ボードとバインディングを固定するためにビスを通すための穴が空いています。基本的にはどのブランドも同じ規格で作られています。

大部分の板は4×4(フォーバイフォー)と言う規格です。縦横奇麗に穴が整列してあるのは4×4だと思って頂いてかまいません。

有名ブランドの1つにBURTON(バートン)というものがあります。このブランドだけなぜかビス穴の配置が独自のものになっています。おかげで、バートンの板にはバートンのバインディングしか使えません。

バートンの板のデザインが気に入ったとしたら、必然的にバインディングもバートン製品を選ぶことになります。もちろん逆もしかり。

このような理由もあるので、「板」「バインディング」「ブーツ」の3つは同じタイミングで合わせて購入することをオススメします。

スノーボードの板のおすすめの価格帯

僕の感覚ですが、こんな感じで見てます。

品質と価格目安
  • 安価ライン:3点セットで3万円など
  • 良品:3〜5万円くらい
  • ブランド・高品質・オシャレ:7〜9万円

僕は子供の頃、3点セットの安価な板で遊んでいて折れたことがあります。

アクティブな人には向きません。と言うよりリアルに危険です。もって3シーズンでしょう。

定価5万円〜の製品を割引で入手できると一番コスパが良く失敗が無いと思います。 それ以上高価な板にしても、性能面はそれほど違いがわからないと思います。

ちょっと例に探してみましたが、僕がおすすめする「ある程度まともな板」のボーダーラインはざっくりですが3〜5万円くらいの価格帯。

これ以下の値段(定価1〜2万)になると極端に品質が悪くなるはずです。板として少し不安ですね。

割引されて2万円前後で買えれば十分アリだと思います。

このくらいのものを2〜3シーズンで乗り潰して、ワンランク上のものに移行する流れが良さげです。WEBやお店で探してみてください。

スノーボードの板選び(中級者以上)

初心者は考える必要ないかもしれません。

スノーボードと言っても人によって遊び方が様々。

どんな滑り方で楽しみたいかという方向性がわかると、自分の好みに合わせた板選びになってきます。

ざっくりした種類はフリースタイル用ジフ・グラトリ用 で探せば柔らかめの板になっているはずです。

フリーライド用だと高速滑走用に長め・固めに設計 されていますので、筋力や体重が無いと扱うのが難しいです。初心者や女性は避けた方がいいと思います。

ショップで購入するときは、店員さんに「扱いやすい板どれですか?」と聞けば、体格や技術・好みに応じて板を教えてくれると思います。

ネットなどでの購入の際は、自分で何用の板なのか判断する必要がありますので、もうちょい詳しく知識をいれましょう。

形状は3種類

床において上から見た時の形です。

【ツインチップ】

11-12 SALOMON サロモン スノーボード SALOMONDER 154cm サロモンダー / フラット ツイン

  • 前と後ろの長さが同じ
  • 回転しやすい
  • スイッチ(逆向き)でも滑りやすい
  • スピード出すには不向き
  • トリック系をやりたい人におすすめ

【ディレクショナルツイン】

ROSSIGNOL ロシニョール 13-14 スノーボード XV MAGTEK SPLIT エックスブイマグテックスプリット 167

  • ノーズ(前)がやや長め
  • ツインチップ程ではないが、トリックも出来る
  • 通常滑走ではこれが一番滑りやすく無難

【ディレクショナル】

13-14 MOSS SNOWSTICK 【モス スノースティック】 スノーボード U3 フォローズ限定 [144] パウダーボード

  • ノーズが長く、テールが短い(ロケットみたいな奴)
  • 大回転競技など高速滑走専門
  • 基本スイッチ(逆向き)では滑れない
  • トリック系はやらない

キャンバーの種類

板を横から見た時の反り方です。

【ロッカー】

スノーボード板ロッカー

  • 「U」字形
  • 接地面が板の中央のみ
  • 回りやすいけど、その分不安定

【キャンバー】

スノーボード板キャンバー

  • 「W」字型
  • 接地面が両足の下2点
  • 扱いやすい
  • これが基本で無難

【ダブルキャンバー】

スノーボード板ダブルキャンバー

  • 「VVV」字型
  • 接地面が3カ所
  • ロッカーとキャンバーを足して2で割った特徴

【フラットロッカー/ゼロキャンバー】

スノーボード板フラットロッカー/ゼロキャンバー

  • 「\_/」こんな形
  • ノーズとテール以外がべったり接地
  • 「こんな板もあるんだ」程度の認識で良いと思います

板の幅

幅が狭い板

  • 切れのあるターンが出来る
  • スノーボードクロスなどで利用される
  • 狭すぎるとブーツが板からはみ出るので注意
幅が広い板

  • 接地面積が大きい分安定感がある
  • パーク向け
  • レースには向かない

板の幅が細いか太いかは、それぞれメリット・デメリットがあり、一概にどちらがいいとは言えません。

基本的に「何をしたいか」によって向いている板を選ぶ形になります。

初めて板を買うときは極端なものでなければ何でもいいでしょう。

使っているうちにやりたいことや個人の体力や技術、好みなどで「もうちょっと広いor狭い板がほしいな」と感じるようになったら、その時に考えればいいでしょう。

板の固さ・柔らかさ

固い板

  • 体重・脚力のある人向け
  • 反発も強いので、うまく使えば大ジャンプが出来る
  • 高速滑走でバタつかない
  • ある程度技術が無いと扱えない

柔らかい板

  • 軽量な人や女性でも扱いやすい
  • グラトリ・ジフ向け
  • 高速で滑ると板が暴れる

スノーボードの板のデザイン選び

ある程度、自分が使える板がどんなものかを頭に入れた状態で、その種類の中から好きなデザインを選ぶ という選び方がいいと思います。

女性(初心者)におすすめなのは「短め」「柔らかめ」の板です。簡単なポイントは以下。

  • 板の長さ:身長-10〜15cm
  • 板の種類:フリースタイル用かジフ・グラトリ用

これで探せば大きく間違うことはないと思います。

長さは、実際に自分の身長と比べてもいいですし、板に何センチか書いてあるのでそれを目安にしてもよいです。

おしゃれな板の選び方

スノーボードの板は、表面も裏面もデザインが入っています。

そうなると、表は好きなデザインだけど、裏面は微妙といったことがよくあると思います。

そんなときは、裏面のデザインを重視 してください。

裏面とは雪に接する方(下になる方)ですね。

板の表面は人に見られない

板を選ぶときというのは、板だけで売られている ので表面が目立ちます。

しかし、実際にゲレンデに行く場合は状況が変わります。

  • バインディングをセットする部分(2カ所)は隠れる
  • 滑り止めを貼る部分(中央部)は隠れる
  • 自分の体で大部分が隠れる
  • 雪が被って(凍って)デザインが見えない

実際に滑るときは、板の表面の半分くらいは見えないんですね。

見えるのは板の両端くらい です。

しかも、滑っている時に板の表面は他人からは全く見えません。

▼滑っている時の他人からの見え方

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photo credit: IMG_8308Kata via photopin (license)

角度的にも、周りの雪の影響でもほとんど表のデザインは見えないんですよね。見えるとしたら、真上からのアングルです。

見られるのはリフトに乗っている人からくらいじゃないでしょうか?上から見下ろした状態でようやく見える。

つまり、板の表面のデザインが人に見られるとしたら、お昼休憩の時など板を立てかけて置いているときぐらいなんです。

しかも、本人はその場にいませんから、オシャレな板だなーと思われても仕方ありませんよね(笑)

裏面のデザインが見られる

裏面は雪面に接しているので見られないんじゃないかという印象があるかもしれませんが、間違いです。

裏面は思いっきり見られます。

なぜならスノーボードは座るからです

▼座っている時

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こんな感じでがっつり見えます。

遠くからでもすごい目立ちますよ。

スノーボードなんて半分の時間は座ってるもんです。

▼持って歩いている時

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photo credit: 115-1581_IMG via photopin (license)

持ちやすいようにバインディングを掴んで持つ場合が多いと思いますので、見られるのは裏側ですね。

▼飛んでいる時

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photo credit: BABA CUP 2012 via photopin (license)

もし、飛んだり跳ねたりしても見られるのは裏側です。

▼転んでいる時

もし転んだりしてうつ伏せ状態になったとしても板の裏面を見られます。

周りの男性が「あのピンク色の板の子を助けにいくぞ!」となった場合は裏面の色のことです。

▼雪面に置いている時

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photo credit: DSC_4970.jpg via photopin (license)

板を足から離して置く時は、板が勝手に滑っていかないようにひっくり返して置きます。よって見えるのは裏側です。

このように、人からの印象に残るのは裏面の色・デザインです。

もし、表がピンクで裏が黄色の板の場合は、「(裏が)黄色い板の人」というふうに覚えられる はずです。

裏面のデザインが重要です。

表面はステッカーを貼ることができる

裏面を重視することで、表が微妙なデザインだった場合は大丈夫です。

上に書いたように、まず表面の半分くらいは他人から見えません。

それでも表面もおしゃれにしたい場合はステッカーチューンをすることができます

好きなデザインのステッカーを貼ってしまえばすみます。

これが、裏面(滑走面)はステッカーを貼ることができませんので、デザインを変えられないんですね。

これも踏まえて、裏面重視でデザインを選ぶのをおすすめします。

ステッカーはスノーボード用ステッカーもありますし、車用のステッカーなど強くて防水なものならなんでも大丈夫です。

おしゃれなブランドは?

はっきり言って、どこのブランドでもいい です。

個人の好みもありますし、スノボーブランドはどこもおしゃれなデザインを作ってきます。

しかも、毎年のように新しいデザインが追加されますので、一概にどこのブランドがどんなデザインかというのが決まってません。

欲しい時に手に入るデザインの中から、ブランドは気にせずに選んでしまっていいと思います。

ただ、バートンだけはバインディングとの相性の問題があります。

バートンブランドは板とバインディングをセットで買う必要がありますので注意してくださいね。

 

こんなところで選んでいただければ楽しいスノボーライフを送れると思います!

最後にLED snowboard kitというやつを紹介。ナイターで目立ちたい人はどうぞ。

コンセント型でなく、バッテリー・電池型のLEDテープを板に貼り付ければなんとか自作できそうです。

スノボーの板の選び方まとめ

スノボーに限らずスポーツ経験がある人ならわかると思いますが、道具の価格帯はボーダーラインがあるんですよね。

これ以下は見た目を似せて作っただけのオモチャだろと言う感じのもの。

  • 自分が使える種類の板であること
  • コスパの良い価格帯がおすすめ
  • 裏面のデザインで選ぶこと
  • 表はステッカーでデザインを変えられる

こんなところで選んでいただければ楽しいスノボーライフを送れると思います!

スポーツは形から入るのも良いと思いますよ!

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