レッグマジックの効果|効く体の部位や消費カロリーなど効果的な使い方を考察

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レッグマジックの効果と消費カロリー

400万台以上が売れた大人気フィットネス器具のレッグマジックについて、真面目なトレーニング理論からの目線で見てみます。

ボディメイク的な視点で「レッグマジックは効果があるのか?」に回答すると次のようになります。

  • 効果があるのか?と問われれば「ある」
  • しかし皆さんが期待している程の効果はない(かもしれない)

レッグマジックも立派な運動なので、何もしないでゴロゴロしているのに比べたら効果はあるに決まっています。ただ、問題は“どのくらい”効果があるのかですよね。

レッグマジックが「具体的にどの部位に効くのか」「消費カロリーはどのくらいなのか」など含めてまとめています。自分の目的にあっているかどうか購入前に判断する参考になれば幸いです。

ちなみにレッグマジックの評価はざっくりこんな感じです。

メリット
  • 室内で出来る
  • いつでも出来る
  • 普段使われない内転筋が使える
  • ランニングコストがかからない
デメリット
  • 消費カロリーはそれなり
  • 筋肥大はできない
  • 動作音・設置スペース
  • 手軽に出来るものほど人はやらない

レッグマジックの効果・効く部位

公式に謳われている内容に補足します。

脚・内転筋・太もも痩せ

レッグマジック脚痩せが期待されるのは、内転筋(内もも)を使うから。

脚を開いたり閉じたりする筋肉は、球技などのスポーツでもやっていないとなかなか使う機会がありません。特に、普通の日常生活では脚を外側に踏ん張ることはあっても、太ももをギュッと閉じる方向に筋力を使うことはまれです。

日頃使われずに衰え気味の筋肉に刺激を与えることができるので、その分効果を実感する人が多いのだと思います。

腹筋・お腹痩せ・体幹

起立した姿勢で「脚の開閉動作」「体をひねる動作」をするためには腹筋や体幹も利用されます。動かすのは脚ですが、脚を動かすためには股関節周りの筋肉や、連動するお腹周りの筋肉も動員されます。

試しに「お腹の筋肉を緩めたままで脚だけを動かそうとしてみる」と分かるかも。無意識に腹筋に力が入るはず。

お尻・ヒップアップ

脚と連動するのはお腹だけでなく、お尻周りの筋肉(大殿筋など)も使われます。運動不足の人にとっては良い刺激になるかもしれません。

ただし、大殿筋は大きくて強い筋肉ですので、レッグマジック程度の負荷だとすぐに慣れて刺激不足になります。ヒップアップを狙うのであれば、スクワットやヒップリフト(ヒップスラスト)などの別種目を取り入れた方が良い。

腸腰筋・インナーマッスル

脚を根本から動かす動作なので腸腰筋などのインナーマッスルも使うことはつかう。ただ、他の部位と同様で、ある程度の段階までは効果が期待できるというレベル。チューブトレーニングやダッシュなどのトレーニングと比べると負荷が軽いので、将来的に積極的に鍛えたくなったときは物足りなくるかもしれない。

レッグマジックの口コミ・評判

ざっと探してきたので参考にどうぞ。

筋肉痛になる。

キツイらしいです。

運動不足の人は特に結構効きそうですね。

今日届き早速開けて組み立て少しやってみました。すごく太ももに効きます。これで頑張って痩せる。包装しっかりしてて良かったです。

Amazonカスタマー

マジメにやると、結果がでます。
一ヶ月半やったら、お腹の厚みが半分に!
そして止めたら戻った 汗
オススメです。

Amazonカスタマー

これは、思っていた以上にキツイですよ。たかが1分でも慣れるまで相当キツイです(笑)

Amazonカスタマー

口コミはあくまでも主観ですが、体感としては結構効いてる感じはあるみたいですね。

レッグマジックの種類と購入

レッグマジックはこれまで数種類の製品が発売されました。

  • レッグマジック(初代)
  • レッグマジックX
  • レッグマジックサークル
  • レッグマジックプラス

「どれを買ったら良いの?」という疑問もありますが、現在メインで販売されているのは「レッグマジックX」です。

どれにするか迷う人は「レッグマジックX」で良い。現行品であれば利用者も多く情報収集が容易だし、保証の有無や交換部品なども入手しやすさなど考えても有利。どれでもいいなら、好きな色がある商品から選んでもよい。

レッグマジックX

レッグマジックサークル

https://youtu.be/1L1TCWJu79I

回転運動が出来る機能が加わったもの

レッグマジックプラス

レッグマジックの使い方

基本

公式情報
  • 1セット(60秒)のスライダー運動
  • 60秒間の回数は決まっていない
  • 休まずに60秒が目標
  • 1日1セットでも効果は期待できる
  • 余裕がある人はセット数を増やす

応用

公式情報
  • スライダー運動+腰を動かす動作
  • レッグマジックに乗ったまま膝を曲げてスクワット運動
  • レッグマジックを含めたサーキットトレーニング

レッグマジックは動作がほぼ固定されているフィットネス器具なので、応用的な使い方はかなり限定されます。慣れてきてトレーニング負荷を高めたいと思っても「時間・回数を増やす」か「重りを背負う」くらいしかやることがありません。

スクワットやサーキットトレーニングをするなら、もはや「レッグマジックがなくてもできる」という話になってしまいます。

レッグマジックの消費カロリーと減量期間

口コミやレビューでは「痩せた or 痩せない」の両意見が飛び交ってます。何もせずゴロゴロしているのに比べたら、少なからず運動する訳ですから痩せる方向には働きます。

といっても「どのくらいカロリーを消費できるのか」の目安があった方がやる気もでると思うので、推測値にはなりますが、レッグマジックの消費カロリーを考察してみます。

レッグマジックの消費カロリーは、個人の使い方・筋力・体重などによって差があります。あくまでも”目安”として参考にしてください。

消費カロリー

レッグマジックで行う運動を抽象化すると「直立の姿勢で、主に下半身の筋力で自重全体を運動させるもの」と考えます。そして、体感できる運動強度としては「脚周りの筋肉に疲労感はあるが、肩で大きく息をするほど呼吸は乱れない」て感じでしょうか。

となると、近しい運動は「キビキビしたウォーキング〜ゆっくり目のジョギング、浅い自重スクワット」程度になります。ということでMETs表から近そうな項目を抜粋。

項目消費METs
歩行
ほどほどの速さ
平らで固い地面
220kcal3.5
ジョギングと歩行の
組み合わせ
378kcal6.0
カーブスの
所定のトレーニング
220kcal3.5
Wii Fit
ほどほどの労力
239kcal3.8
METs(メッツ)表 https://www.nibiohn.go.jp/files/2011mets.pdf

※体重60kgの場合
※kcal=METs×時間(h)×体重(kg)×1.05

METs表を見ていたらカーブスがあったので、レッグマジックはまさにこの辺の運動ですよね。で、レッグマジックはやはりジョギングほどの運動強度はなさそうな気がしたので、METsでいうと3.5〜4.0程度でしょう。

運動強度1時間1セット(60秒)
レッグマジック(弱め)220kcal3.7kcal
レッグマジック(強め)252kcal4.2kcal
※体重60kgの場合

間をとって、1セット4kcalほどと考えてよさそうです。5分やったら20kcalくらい消費するので、カラオケよりはエネルギーを消費できます。

レッグマジックで脂肪1kg減らす目安

脂肪1キログラムを減らすためには約7200kcal消費する必要があります。レッグマジックの消費カロリー(1分で約4kcal)からダイエットの計画例をつくると次のようになります。

脂肪1キロ減らす目安期間
  • 1日10セット(分)なら180日(6ヶ月)
  • 1日20セット(分)なら90日(3ヶ月)
  • 1日30セット(分)なら60日(2ヶ月)
  • 毎日2時間ちょっとやるなら2週間

※脂肪1kg(7200kcal)=レッグマジック約1800セット(分)

このくらいの目安で1キログラム減らすことができます。あくまでも、食事制限など普段の生活はそのままで、レッグマジックの運動だけ加えた場合です。

とはいっても、これは純粋に脂肪だけを減らす机上の空論。実際にやったら水分も一緒に抜けるので、体重の減り方としてはこれよりもっと早くなるはず。

また、普段つかっていない筋肉をつかうことで「脚が引き締まりスタイルがよくなる」のは体重の増減とは別の話です。ですので、「体重はまだあまり減ってないけど脚は細くなった気がする!」みたいな状況は十分あり得ます。

レッグマジックのデメリットと対策

動作音

使い方・自宅の環境によってはレッグマジックの音が気になるかもしれません。

音の響きの防止・床の傷防止のためにも、フィットネスマットを敷いた状態で使った方が無難。見た目が悪くてもいいなら最悪ダンボールでも敷いた方が何もないよりいい。

サイズ・収納

本体サイズ
  • 使用時 奥行46.5×高さ99(MAX)×幅107cm
  • 収納時 縦46.5×横65.5×幅27.5cm

収納や設置場所の関係で、なるべくコンパクトな商品を選びたい場合。レッグマジックと似たような動作ができるフィットネスグッズがいくつかあります。

レッグスライダー

  • レッグマジックよりだいぶ小さい
  • レッグマジックより可動域が狭い
  • 持ち手がないので不安定
  • 持ち手がないぶん体幹を使う

スライドボード

  • スライダートレーニングができる
  • スケート選手などが使ってるもの
  • 丸めて収納できる
  • 手で掴まれる状態で使えばほぼレッグマジック
  • レッグマジックより多様で高強度なトレーニングもできる

レッグマジック FAQ

重量 約7.5kg(公式サイトより)

110kg(公式サイトより)

公式には回数の指定はありません。筋力や体重によって1回にかかる負荷が異なるため、万人に示せる数値として60秒という時間を目安にしていると思われます。ランニングやジョギングで「何歩走る」とは言わないのと同じ。100回以上できるようになったら別のトレーニングを検討しても良いと思います。

レッグマジックまとめ

次のような目的や使い方によっては有効な使い方もできると思います。

  • 内転筋を鍛えたい
  • 運動不足からリハビリして普通の健康レベルに戻したい
  • 自宅で気軽に運動習慣を作りたい
  • フィットネス器具が家にあった方がやる気が出るタイプ

しっかりダイエット(減量)をしたいのであれば、レッグマジックと合わせて食事管理も行った方が良いです。

ボディメイク目的であるなら、ゆくゆくはレッグマジックだけでは物足りなくなるので、運動を始める最初のとっかかりくらいに使ってみるといいかもしれません。

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